交通事故の賠償金

交通事故で入院していた後輩が、ようやく退院して戻ってきた。飲酒運転の車に追突されてしまい、大けがを負って二ヵ月の入院生活を送り、そして自慢の愛車も廃車となってしまった。早速退院祝いということで、みんなで飲みに行き、そこで保険の話になった。後輩は、保険会社から提示された金額があまりに低すぎて、愕然としたそうだ。この金額では納得いかないと言ったが、結局金額はアップせずに示談に応じたそうなのだ。
それを聞いていた、先輩女性が保険金はいくらだったのか聞いて「それは保険屋さんに騙されちゃったね」と。実は先輩女性も過去に交通事故に遭ったことがあり、やはり賠償金に納得いかなかったのだが、当時付き合っていた彼氏が弁護士だったので相談したところ、保険会社の賠償金の基準は低いということを教えて貰ったそうだ。結局、彼氏が保険会社との交渉をしてくれて、賠償金は大幅アップしたそうだ。後輩男性が「何でそういうことを早く教えてくれなかったんですか!その弁護士さん、僕にも紹介してくださいよ」と言ったら、先輩女性は「もう別れちゃったし、示談に応じちゃったんだからどっちみち無理よ。次に事故に遭った時は気をつけてね」と言って笑っていた。