相続税対策

最近、実家の近所が建設ラッシュになっている。それも二世帯住宅ばかりだ。母親に事情を聞いたら、相続税の関係のようだ。新興住宅地で若いころに新築を買った世代が、歳を取ってきていて、相続問題に直面してきているのだ。しかもそこに相続税増税されることになり、二世帯住宅の建設ラッシュになったそうだ。しかし二世帯住宅を建てることと相続税問題がどう関係あるのか、ピンとこなかったのだが、調べてみたらよくわかった。相続税を下げるには、相続する金額を下げればよいのだが、そのためには土地の評価額を下げる必要がある。そこで「小規模宅地等の特例」という制度を利用すると、土地の評価額を8割も減らすことができるのだそうだが、その特例を利用するには「同居していた」ことと、「相続後も継続して居住している」が必要となるそうだ。そこで二世帯住居ならばその条件に当てはまり、「小規模宅地の特例」を受けることができるそうだ。

相続税のことなど、考えたことはなかったが、どうやら他人事ではなさそうだ。早めに対策をしないと、実家の土地を手放すことになる可能性もある。これから家族で話し合ってみようと思う。