恐ろしい兄嫁

父親の知人が相続問題でモメているそうだ。その知人は次男で兄と妹がいるそうだが、責任感の強い父親の知人は、父親が認知症になったことをきっかけに、実家に戻り、奥さんと子供達と一緒に、長年父親の介護をしてきたそうだ。

父親が亡くなったあと、兄弟で相続の話をしたそうだ。財産は現在住んでいる家のみ。兄も妹も、父親の介護をしてくれたから、家は譲ると言ってくれたそうだ。話はそれで終わるはずだったのだが・・・

後になってから兄嫁が「あなたが1人で家を譲りうけるなんておかしな話よ。昔から家は長男が継ぐものと決まっているの。どうしてもそこに住みたいのなら、相続分を現金で払ってちょうだい」と言ってきたそうだ。父親の知人は「長年介護してきたんだし、もう兄弟の話し合いで決まったことだ」と言ったが「介護なんて、言ってくれれば私だってできたわよ。あなたもしかして、家が欲しいから介護してきたんじゃないの?」と言ってきたそうだ。しかし父親の生前、兄嫁に介護の相談をしたことがあったが、まったく手伝ったこともなかったそうだ。兄に兄嫁を説得するように言ったが、元々恐妻家で嫁の尻に敷かれていた兄は、嫁を説得するなどできそうにもないそうだ。相続で揉めることはないと思っていたのに、まさか兄嫁が出てくるとは思いもしなかったそうだ。