示談後の後遺症

職場の上司が数ヶ月前、交通事故に遭った。相手の居眠りによる衝突事故で、上司に過失はなかった。車は大破したそうだが、幸い怪我のはむち打ち程度の怪我で済み、会社も検査のために数日休んだ後にすぐに復帰することができた。痛みもそれほどなかったため、示談に応じ、車の修理代や通院の治療費は相手の保険会社からでたそうだ。

しかし最近になって上司がとてもしんどそうにそうている姿を見た。会社も休むことが増えてしまった。上司にどこか体調が悪いのか聞いてみたところ、最近になって首や肩の痛みが酷く、吐き気をともなうそうで、とても仕事をできる状態ではないそうだ。医師の診断によると、数ヶ月前の交通事故の後遺症ではないかとのことで、今後もまた通院の必要があるそうだ。治ったと思っていたから示談に応じたのに、まさか再発するとは思いもよらなかったそうだ。示談後の後遺症認定というのは、かなり難しいそうだ。しかし仕事ができないくらいの痛みがあるというのに、このまま泣き寝入りすることはできないそうで、弁護士に依頼しているそうだ。