高齢者が加害者

知人が交通事故に遭って大けがをした。追突事故だそうだ。知人は追突された側で、追突したのは80歳のおじいちゃんだそうだ。どうやらアクセルとブレーキを踏み間違え、思いっきり突っ込まれてしまったそうだ。事故の際もおじいちゃんはショックで放心状態となり、立つこともできない状態だったので、警察への連絡や救急車への連絡も痛みに耐えながら知人がしたそうだ。

数日後、おじいちゃんは知人が入院している病院へお見舞いにきて、深々と頭を下げたそうだ。とても人の良さそうなおじいちゃんなのだが、やはり80歳なので保険のことなど聞いても訳が分からないという。誰か子供や頼れる人はいないのかと聞いたが、それもいないそうなのだ。しかもよくよく聞いてみたらおじいちゃんは保険に入っていないらしい。

知人は入院中でまだ身動きが取れない状況で、怪我もいつ治るかわからない不安と、入院費や慰謝料のことなどどうなるのかわからない不安でいっぱいだと言っていた。おじいちゃんには申し訳ないけど弁護士に頼むしかないのかもしれないと、知人は嘆いていた。お年寄りの運転による事故は年々増加しているそうだ。免許にも定年を設けた方がいいのではないかと思ってしまう。