交通事故に遭ったら必ず警察へ

近所のおばさんが自転車に乗って買い物に行く途中、わき道からバックで出てきた車と衝突したそうだ。おばさんは自転車ごと倒れたが、車がスピードを出していなかったため怪我も痛みもなく、自転車にも傷はなかったそうだ。すぐに車から若者が真っ青な顔をして出てきて、「ごめんなさい、大丈夫ですか?怪我はないですか?」と言って謝罪してきたそうだ。おばさんは「大丈夫よ、どこも怪我はないから」といってそのまま買い物に行ったそうだ。車がバックしてきているのを確認しなかった自分も悪いと思ったし、若者が自分の息子とだぶり、大ごとにしたら可哀想だと思ったそうだ。

数日後、おばさんは首の痛みで起きれなくなったそうだ。病院で診断結果は「むち打ち」。原因はあのときの事故。それから3カ月、首の痛みはなかなかよくならず、おばさんは大変苦しんでいるそうだ。しかし警察に届けていないので、事故証明書を出してもらえず保険で補償をして貰えない。もちろんあのときの若者はどこに住んでいるのかもわからない。おばさんは「きちんと警察に届け出るべきだったのかしらね」ととても後悔しているらしい。おばさんの優しさがまさかこんなことになるとは。はやく元気になってほしい。