お年寄りの運転

自分が運転していて、危ない運転だなと思うと、たいていお年寄りの運転だ。歳をとってくると、判断能力が鈍ってきたり、標識を見落としたり、運転中に他のことを考えてしまったり、とっさの判断ができなかったりするらしい。ニュースを見ていても、駐車場でブレーキとアクセルと踏み間違えてお店に突っ込んでしまったとか、高速道路を逆走して走ってしまったとか本当にびっくりするようなことをしてしまう。運転免許にも定年を設けるべきではないかと思ってしまうが、個人差があるのでそうはいかないだろう。

免許更新時に70歳以上は「高齢者講習」を受け、75歳以上は「高齢者講習」のほかに「講習予備検査」を受けないと免許の更新はできないそうだ。講習予備検査は「時間の見当識」「手がかり再生」「時計描画」の3つの検査を行い、記憶力判断能力の判定を行うらしい。判定は3段階だが、一番低い判定でも免許の更新はできるらしい。ただし、一番低い判定結果の場合は後日臨時適性検査を受け、そこで認知症と判断された場合は免許取り消しまたは停止となるらしい。家族に止められたり、自分で危険を感じたら運転免許の返納もできるそうだ。

返納すると 「運転経歴証明書」を受け取ることができる。運転経歴証明書は運転免許を返納した日から5年間の運転に関する経歴を証明でき、また高齢者運転免許自主返納サポート協議会の加盟店・美術館などで、特典を受けられるそうだ。