同級生が社長になった

高校の同窓会があった。卒業して10年以上が経ち、いまだに付き合いがある友達以外はかなり久々の再会。近況報告や思い出話しで盛り上がった。
「そういえば、A子って社長なんだよ」「えっ、社長!」A子というのは、当時クラスでも目立たないタイプの女子で、地味で物静かなイメージだっただけに驚いた。「A子、社長ってキャラだっけ?」そこにA子登場。
「ねえ社長ってホント?すごいね~。女実業家になったんだ。」と私が言うとA子は大笑い。
「女実業家って、何それ~。社長は社長だけど、思っているのと全然違うから。」話しを聞くと、A子が趣味で作っていた自分の作品を、デパートが販売したいということになったそう。(そのこともすごいけど)それでデパート側の要望で会社設立と取引口座を作らないといけなくなったんだとか。費用はスポンサー持ちだけど、設立までのあれこれはA子がやらないといけなかったそう。法務局に相談したりなんだり、3週間くらいかかってすごく面倒だったとの話しだった。でも何も知らない私からすると、そんなんで会社設立って出来てしまうんだとびっくりした。もっとすごく時間も費用もかかるものだと思っていたのだ。
合同会社なら設立費用6万円だよ。6万円で社長(笑)」「社長は社長じゃん。A子、この中で一番の出世頭だね」なんて冗談を言いながら、旦那に6万円で会社設立させたら、私は社長夫人かとお馬鹿な事をちょっと考えてしまった。