集合住宅で近隣トラブルに遭ったら

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今回の調査では、集合住宅に住んだ経験がある人のうち約3人に1人が何らかの集合住宅での近隣トラブルにあった経験があること、そして、トラブルへの対処方法として多くの人が「管理会社への相談」、「直談判」、「警察・役所・専門家への依頼」などを行って積極的に解決をしようとする一方で、「何もしない」ことを選択して泣き寝入りするケースも多く、ご近所トラブルは「積極解決派」と「何もしない派」に2極化していると言えます。

集合住宅の場合、一戸建て住宅とは異なり管理会社や管理人がいるため、トラブルで困った際はそういった共通の第三者に介入してもらい、問題が解決に向かうことも多いでしょう。管理会社や管理人では解決することができず、直談判をしたことで、相手側の反感を買ってしまいかえってトラブルが大きくなり、重大事件につながるケースも出てきており、注意が必要です。集合住宅で近隣トラブルに遭った際には、まずは、管理会社や管理人等に解決を依頼し、それでも解決が難しい場合には、直談判をせず、弁護士等などの専門家や警察、役所などに相談してみましょう。専門家への依頼は、最終手段である「裁判所での訴訟の時」と思われがちですが、例えば「内容証明」を加害者に送る、加害者との話し合いへの立ち合いを行うなど、相談解決の支援もすることも可能です。

専門家に依頼をすると問題が悪化してしまうと考えがちですが、専門家に依頼をすることで事実関係がはっきりし、トラブルが法的に円満解決されることがよくあります。集合住宅でのトラブルでお困りの際も、専門家への相談依頼を検討されてみてはいかがでしょうか。

調査期間 2015-12-19~2015-1-14
回答者 1132人(男性516人 女性616人)

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